ウェブマーケティングで成果を出すための考え方を、ユーザー視点とマーケティング視点で提供しています。
先日アップルより発表されたiphone8,Xですが、目新しい機能が無いと批評されていました。 PCにデザインという概念を持ち込むことで新たな市場、ライフスタイルを生み出し、さらに技術が頭一つ抜けてたアップルでさえ、 競合他社の技術が進歩した結果、差別化が困難な時代になっています。
ジャンルはスマートフォンだけではありません。テレビ、冷蔵庫、洗濯機、ホテル等様々なモノの進化が頭打ちになり、 ユーザーにとってはどれも大きな差異が無い印象、つまり製品のコモディティ化が進んでいます。
もし私が一般のユーザーとして、4K、または8Kテレビといわれても、 4Kで十分では、つまり両者の質の差は金額ほどではないのだから、 わざわざ高いお金を払って8Kは購入しないはずです(所得の問題も大いにありますが・・・)。 ちなみにテレビのメーカー間の違いはなおさら分かりません。 (自分は製品を作れませんし、現在の技術を大尊敬しています)
マーケターとして、現在の市場において差別化を図り、ユーザーにインパクトを与えるにはどうすれば良いでしょうか。 高単価商品の販売でしょうか。たしかにそうですが、それは技術はともかくアイディアはさほど難しくありません。 高級化とともに必要とされているのは、やはり発想の転換です。
例えばスマートフォンの画面がこれ以上綺麗にならないのなら(今でも十分すぎるほど綺麗ですが、念のため)、 画質を上げる事に固執せず、機能や他の電子機器との連携に着目してみる。
例えばテレビやPCと画面を共用させたり、車のスターターや、テレビのリモコン機能付き、 録画予約まで出来るスマートフォンを開発する、などです。
IOTの時代に、そんなの分かっているんだよ、と技術者の方からお叱りを受けるかもしれませんが、 あくまで視点の話になりますので、ご了承いただければと思います。
時計やメガネまでデジタル化してすごい時代だなあ、将来ガンダムのハロどころかガンダムまで出来るかもですよね(笑)