HYBRIDウェブマーケティングとは | HYBRIDウェブマーケティング

HYBRIDウェブマーケティングとは

売る側の視点から買う側の視点へ

ハイブリッドウェブマーケティングとは、ユーザーとマーケティングの2つの軸を中心に据えたウェブマーケティングです。(図1) どんな購買行動も必ず背景やプロセスがあり、ユーザー1人1人の思考や感情があります。 それを供給側が理解する事は、販売促進において不可欠なものです。

ハイブリッドウェブマーケティングとは

顧客理解について、マーケティングで近年重視されている理論は、4Pから4Cになりました。

  • Customer Value(顧客にとっての価値)
  • Cost to the Customer(顧客の負担)
  • Convenience(入手の容易性)
  • Communication(コミュニケーション)
4つとも顧客視点が基本になっています。 数ある競争相手から自社が必要とされるには、売る側が基準のプロダクトアウトではなく、買う側を基準にしたマーケットインがより大切になっています。

施策の土台作りの為のマーケティング

ただ成果を出すためには、顧客だけでなく、業界、自社、そして競合他社の分析が必須です。 3C、4C、USP等のマーケティング理論で、ウェブ施策やサイト戦略、場合によっては経営の方向性を定めていきます。 成果を残すための、いわば土台作りです。根元がしっかりしていないと、枝葉もうまく茂りません。 その為には「誰に」、「何を」、「何のため」にという5W1Hを意識して、方向性を明確化する事が大切だと考えています。

購買行動の動機をたどる

ウェブの世界の大きな進歩により、提供側は消費者に関する情報取得が容易になりました。 さらにそこで得たインプットをアウトプットする手段が、分析技術の向上やコミュニケーションツール、 またはデバイスの発達により格段に飛躍しています。 それは消費者にとっても同じ事で、ネット環境のおかげで、実際に見たことがない商品を吟味して、 しかも簡単に購入出来るようになりました。供給側とユーザー側の利便性が大きく向上しています。この傾向は今後もより顕著になっていくでしょう。

とはいっても、実際にモノを買うキッカケは、一部のプッシュ型広告等を除いては、家族や友人との触れ合いだったり、リアルな生活の中で発生します。 ウェブのアクションの元になっているのは、そこでの購買体験や経験です。 ITですので、技術に優れているのは大きなアドバンテージです。しかしこういった大元の視点を見落としていると、手段が目的になりかねません。

ウェブとリアルのユーザー行動を分析

ハイブリッドウェブマーケティングの特徴は、このような消費者の機微や心理を、徹底した顧客視点によって抽出する事です。 ウェブだからと言ってウェブの枠だけで考えるのではなく、ウェブとリアル両方の顧客行動を理解することに焦点を当てています。

抽出したことは施策に反映させてこそ、初めて意味を持ちます。ユーザーを深く考察した上で、提供側がどう考え、何をすべきか、施策の際の大切な考え方や 視点を具体的に提供しています。

もちろんリアルだけではなく、ネット上のあらゆるユーザー行動、または行動に至る原因を分析、考察していきます。 ウェブにしか出来ない大きな特徴はデータを容易に、かつ詳細に取得出来る事です。 グーグルアナリティクス等のアクセス解析ツールを使ったウェブサイト改善について、ユーザーや業界、 ビジネス理解を中心にした分析手順を具体的に解説していきます。 データの裏側にいるユーザーを常に想像し続けること、が定量分析においても重要です。

顧客理解は全てのマーケティング施策に通じる

この辺りは枝葉をうまく茂らせる為の施策ですが、やはり根幹にあるのは人を理解する事です。 一見テクニックやセオリーの話になりそうな、サイトの内部パフォーマンスを上げる工夫についても、サイト構成やユーザビリティだけではなく、 ユーザーに必要な情報を最適なタイミングで提供する、といった目に見えづらい部分まで深堀していきます。これは人間の無意識や認知機能が関連します。

もうおわかりだと思うのですが、ユーザーを理解する事は、マーケティングの全ての施策に通じる事です。 どんなビジネスも人が相手なのですから、まずそれを徹底的に理解する。気持ちだけでなく、潜在意識(無意識)、認知機能まで注目していきます。 ユーザー行動には理由があり、それが理解出来れば、必ず結果がついてくると思っています。 HYBRIDウェブマーケティングはただただそこにフォーカスしています。実験的なものもあり、私自身至らぬ点もあるのですが、顧客理解が深まる視点をこれからも考えていきます。 僭越ですが少しでもお役に立てれば嬉しいです。